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実は、ストレスも脇汗の臭いを酷くする大きな原因となります。ストレスを感じた時に出る汗はベタつきがあり悪臭もあるタイプの汗です。
今回はこのようなストレスを感じると脇汗が出やすくなり、さらに腋臭(ワキガ)が酷くなる理由やその対処法についてお話します。
ストレスを受けると脇汗が酷くなってしまう原因とは
ストレスを感じると、自律神経の交感神経が活発になり、副交感神経より優位になるので、人は汗をかきやすくなります。自律神経の乱れは発汗を促し、このような発汗を精神性発汗と呼びます。精神性発汗は、緊張や興奮、不安などさまざまな精神的な要因で手のひらや脇の下に汗をかきます。
ストレス・緊張で脇汗が酷い場合「精神性多汗症」の恐れも
そしてこのような精神性発汗は、多汗症とも関連しています。多汗症は、異常な量の汗が短期間で集中的に出て、日常生活に支障をきたす場合もあります。頭部や手のひら、足の裏、わきなど全身から汗がでて、特に汗腺が多い場所に多量の汗をかきます。多汗症には、緊張や不安で交感神経が優位に働くことで、エクリン腺が活性化してから多量の汗が出ます。このタイプの汗は、エクリン腺からの汗なので、基本的には臭いなどはありません。このように緊張や不安で、急に汗の量が増えたらもしかすると精神性多汗症かもしれません。このようなストレスによる汗は自律神経に大きく影響を受けます。ストレスにより自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、アポクリン腺の汗を助長します。
ストレスによる脇汗はワキガ臭がする!?
多汗症には3つの分類があります。先にご紹介した精神型多汗症以外に、体質的に元々アポクリン腺が多く、脇のニオイがきつい腋臭(ワキガ)型多汗症があります。そして腋臭(ワキガ)型の人が、精神的なストレスを感じるとエクリン腺からの汗が同時に出て、さらに腋臭(ワキガ)が悪化します。このタイプの方は混合型多汗症です。主なストレスの要因としては、汗そのものが原因となることもあります。汗をかいてしまったらどうしよう、恥ずかしいと思うことでますます発汗が高まります。この場合、そもそも腋臭(ワキガ)体質なので、エクリン線の汗がエポクリン線の腋臭(ワキガ)の原因となるアポクリン汗を拡散させ、腋臭(ワキガ)が酷くなることになります。
ストレスによる脇汗の対策・予防方法
ストレスによる脇汗を対策、予防する方法としてはいくつかあります。
適度な運動
ストレスによる脇汗を防ぐには適度な運動でストレスを解消させることが大切です。特にストレスに良いと考えられているのが、軽い有酸素運動です。ウォーキングやヨガなどで毎日できる運動がおススメです。適度な運動はストレスを解消や気分転換になります。自然な発汗を促すことで汗腺の働きを正常に戻すことができます。良い汗をたくさんかく習慣は、結果的に悪い汗を抑えることになります。良い汗はすぐに蒸発し、体内の老廃物を排出してくれます。運動の良いところは、体の代謝が上がり、酸素が体の節々まで行き届くことです。それにより疲労物質も出にくくなります。ヨガやウォーキングなどが最適です。
入浴で脇汗対策
もう一つ効果的なのが、お風呂でのできる脇汗対策です。ストレス性の脇汗には入浴が最も効果的です。ストレスによる脇汗によい入浴方法は次のようなものがあります。
湯船に入る
シャワーより湯船につかるのがおススメです。体が温まると、血行促進効果が高まり、良い汗をかきやすくなります。脇汗が気になる方は、汗をかかないよういに湯船よりシャワーの方がいいと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。シャワーだけだと汗腺に詰まった油脂や古い角質などは身体に残ってしまいます。汗腺に油脂や古い角質が残ったままだと雑菌の増殖を招き、皮膚トラブルやニキビなどにつながります。そのためしっかりと湯船で体を温め、体を洗うことが大切です。体が温まると毛穴が開き、詰まっていた油脂や汚れを洗い流すことができます。腋臭(ワキガ)を軽減させるには、雑菌の繁殖を防ぎ、皮膚を清潔に保つことが大切です。
半身浴も効果あり
そして入浴時にはできるだけ、良い汗をたくさん書くようにしましょう。身体の代謝を活発にしてくれる半身浴がおススメです。半身浴は、血行促進し、冷えや疲労回復にも効果があります。体や心をリラックさせ、ストレス解消にも効果があります。血行促進で、汗をたくさんかくと体内の毒素を体外に排出するデドックス効果もあります。ストレス解消にはぬるめのお湯で半身浴がおススメです。あまり熱いお風呂に入ると、体がのぼせて水分が少なくなりますので注意しましょう。
アロマオイルなどでリラックス
リラックス効果を高めるためには、アロマオイル入りのバスもオススメです。お風呂にお気に入りのアロマオイルを入れて心も体もリラックスしましょう。オススメの精油は、ジュニパーベリー、ジンジャー、マジョラム、ロールマリーなどがあります。ジュニパーベリーは、ヒノキ科のウッディで爽やかな香りが楽しめます。塩と混ぜてバスソルトにしても毛穴引き締め効果があります。ヒノキ風呂のような感覚です。そしてジンジャーは、血行促進の効果があります。スパイシーで刺激的な香りがするので、精神的にも高揚感が味わえ、リフレッシュします。少しきつめの香りがあり、肌への刺激があるので芳香浴もよいでしょう。そしてマジョラムは、毛細血管を広げる作用があります。発汗を促進し、良い汗がたくさんかけます。肌に優しいのでそのままバスタブに入れて楽しめます。そしてローズマリーは、香りが良いので女性には人気です。血の循環をよくするので、冷え性対策などにも効果的です。このようにアロマオイルでバスタイムはリラックス効果も高まります。
重曹風呂も効果的です
脇汗対策としては、菌の増殖を防ぐために重曹風呂も効果があります。重曹はアルカリ性で酸性のニオイを中和する効果があります。殺菌作用が高く、肌の雑菌の繁殖を抑える効果もあります。入浴方法は、40g~50g程度の重曹を浴槽に入れて良くかき混ぜます。そして入浴後はよく洗い落とし、乾燥防止のために保湿クリームなどを塗りましょう。アトピーや皮膚炎がある方は使用できませんので注意しましょう。
ストレスで腋臭臭が気になる場合は制汗剤を使う
もう一つ効果があるのは制汗剤の使用です。脇汗は腋臭(ワキガ)を酷くすることがあります。そこで腋臭(ワキガ)対策には、殺菌の繁殖をおさえ、発汗を抑制することが大切です。制汗効果のある塩化アルミニウム、クロルヒドロキシルアルミニウム、ミョウバンなどを含んだものや、雑菌の繁殖を抑える塩化ベンザルコニウム、フェノールタイプ・銀イオン、植物系重曹などを含んだものがおススメです。
ストレスと脇汗・ワキガ臭についてのまとめ
このようにストレスで脇汗が増えると、腋臭(ワキガ)にも繋がります。そのためまずはストレスを溜めない日常生活を送り、ストレス解消も同時に行いましょう。今回ご紹介したいくつかの方法はどれも簡単にできることばかりです。まずは身近でできるストレス解消法でしっかり脇汗対策をしていきましょう。