DHA・EPAは酸化しやすいってホント!?

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これまでにもお話しましたようにDHA、EPAは酸化しやすいという性質がありました。
そこで今回は、この特質について、本当に酸化しやすいのか、またもしそうならどんな点を注意すればよいのかということをお話します。せっかく成分をとっても無駄にならないように有効な摂り方をご説明します。

DHA・EPAが酸化しやすい理由とは!?

脂肪酸のなかで、特に酸化しやすいのが多価不飽和脂肪酸です。DHA、EPAは多価不飽和脂肪酸に分類されます。実際に酸化というとはどのようなものかご存知でしょうか。酸化は、釘でいうと錆びるようなものです。人間でいうと老化したり、果物が変色するのもそのためです。つまりDHA、EPAでいうと、古くなって働きが悪くなり、摂取してもうまく効果がえられません。そのためDHA、EPAもなるべく早く摂るのがよいということになります。そしてこのようにDHA、EPAが参加するには次のような理由があります。一つは、フィッシュオイルに含まれるオメガ3脂肪酸が酸化するためです。オメガ3脂肪酸は酸化しやすい物質です。そのため、これに含まれるEPA、DHAも酸化しやすいということになります。脂肪酸が酸化しやすいのは、化学的な理由があります。動物の肉の脂である飽和脂肪酸は、二重結合がないたので酸化が起こりやすくなります。一方で、オレイン酸のようなオメガ9脂肪酸は、二重結合が一つしかないので酸化しにくいです。オメガ3脂肪酸に分類される、DHA、EPA、α-リノレン酸は、複数の二重結合なのでこれが起こりやすくなります。このように化学反応の関係で酸化が起こるのです。重要なことは、フィッシュオイルは酸化しやすいので早めに摂取するほうが良いということです。魚は新鮮なうちが栄養素を摂るには良いのはそのためなんですね。鮮度が良い魚を食べるのが最も良いDHA、EPAの摂り方だと言えます。サプリンメントでも同様ですので、なるべく早く摂るようにしましょうね。

DHA・EPAを食材から摂取する場合早く食べないといけない!?

DHAやEPAを直接食材から摂る場合、主に魚介類から摂ることになります。DHA、EPAがたくさん含まれているのは、いわし、サバ、マグロ、アジなどがあります。せっかく有効成分がたくさん含まれているなら、成分が新鮮なうちに摂るのが良いですね。せっかく魚を食べても鮮度が悪いと成分も酸化してしまっているかもしれません。DHA、EPAを食材で摂る場合、さまざまな摂取方法があります。一つ目は、生で食べる方法です。刺身などで食べるのは、最も効率的に成分を摂る方法です。特にDHAは、熱に弱いので、加熱調理で壊されてしまうことがあります。せっかく豊富に含まれている成分が無駄になります。そのため良い食べ方としては、オリーブオイルなどの自家製ドレッシングでマリネなどがおすすめです。そして魚を煮て食べる方法もあります。これは魚から出た煮汁が魚の肉にしっかりとしみ込んで、さらに煮汁までしっかりと食べればとても有効に成分を摂ることができます。お魚嫌いのお子様でも柔らかくて骨まで食べられるのも良いところです。そして魚を焼くこともあります。この場合、グリルではなくフライパンなでを使うのがおすすめです。グリルだと焼き汁が滴り落ちてしまい、せっかくの豊富な成分が流れ落ちてしまいます。そのため、フライパンでしっかり油を吸収してあげることが大切です。焼いた油を使ってソースなども作れば、余すところなく成分を摂ることができます。そして缶詰の利用もあります。こちらも有効な取り方です。特に缶詰の缶汁にもたくさん成分が含まれていますので、こちらも活用してみましょう。缶汁を使って炊き込みご飯を作ったり、いろいろなお料理に活用してはいかがでしょうか。いろいろな食材が楽しめるので、毎日お料理に入れるのが難しい時は便利に活用できるよいアイテムです。そしてもう一つ重要なのが抗酸化食材と食べることです。例えば、代表的な抗酸化食材としては、ビタミンEの豊富なゴマがあります。ゴマに含まれるセサミンやビタミンEがDHA、EPAの酸化を防ぎます。そしてβカロテンも有効です。これが豊富な緑黄色野菜などもオススメです。ゴマをつかって野菜の胡麻和えや胡麻ドレッシングのサラダと合わせれば、より有効にEPA、EDA摂取できます。

DHA・EPAを効率よく摂取するならサプリメントがお勧め

 そしてもう一つの方法としては、サプリメントによる摂取方法があります。DHA・EPAを効率よく摂取するためには、サプリメントを利用するのが最も良いとも言われています。これまでお話しましたように、DHA、EPAを食材で摂取しようとしても、なかなか基準量を摂取することは難しいです。含まれている分がすべて有効ではなく、生の食材はそれだけ酸化も早くなります。そのため、できるだけサプリメントで不足分を補ってやるにしましょう。食材だけで摂り切れない分は、計画的にDHA、EPAのサプリメントを利用できます。ただし、一般的なサプリメントでは、DHA・EPAが酸化しやすく吸収力が低下する恐れがあるため、DHA・EPAへの抗酸化力のある成分が一緒に含有されているものを選ぶことが大切です。そこでこんな方法があります。食品の摂り方でもおすすめしましたように、酸化を防ぐ成分があるのです。これらの成分を同時にとれば酸化を防ぐことができます。サプリメントの場合、そのような働きのある成分が同時に配合されているものが理想的です。

DHA・EPAに対する抗酸化力を高める成分について

 酸化を防ぐ成分には次のような成分があります。
・アスタキサンチン
アスタキサンチンは、赤系色素物質のカロテノイドの一つです。ニンジンなどのβ-カロテンやトマトなどに含まれています。またエビやカニなどが赤いのもこのためで、これらを食べている魚にもアスタキサンチンがたくさん含まれています。アスタキさん沈が多い魚としてはサケやマスが代表的です。とても抗酸化力が高いことでもしられていて、ビタミンEの1000倍、ビタミンCの6000倍ともいわれています。そのためイチオシの抗酸化成分です。
・ビタミンE
ビタミンEは、器官を活性酸素から保護する働きがあるので大変抗酸化力があります。この活性酵素は、本来病気から体を守るものなのですが、増えすぎると反対に細胞を攻撃してしまします。そのためビタミンEがこの増えすぎて酸化を起こさないようにするのがビタミンEです。ビタミンEも酸化しやすいのですが、体内で活性酸素と結びつくと、他の成分の酸化を防ぐ働きを発揮します。この働きによりビタミンEは細胞膜で活性酸素を抑え、酸化を防ぐことができます。
・セサミン
セサミンは、ごまの種子にあるゴマリグナンというリ抗酸化物質です。ゴマリグナンのなかに含まれる有効成分がセサミンです。セサミンは高い抗酸化力があり、強力に活性酸素を抑制することができます。そのため細胞の老化の原因となる過酸化脂質を抑制することできます。

DHA・EPAの酸化についてまとめ

 このようにDHA、EPAには食材から摂る方法とサプリメントから摂る方法があります。そして、大切なことはDEA、EPAを有効にとるには酸化しないうちに摂るということと、抗酸化物質を同時にとることです。しっかりとDHA,EPAを摂取して、健康増進をしていきましょう。