顔汗を治すためにプロバンサインは有効か?【病院に行く前に知っておきたい効果・副作用】

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プロバンサインはどんな薬?効果・副作用について

 販売元 ファイザー製薬

プロバンサインは、多汗症の内服治療薬として、抗コリン作用により自律神経節遮断作用がおこなわれて、汗がぴたりと止まります。
もともとは胃薬として、粘膜の刺激を抑え、胃液の分泌を抑制する薬として、病院などでも処方されていました。
プロバンサインはプロバンテイン臭化物が主な成分です。その成分は発汗のメカニズムである副交感神経から、刺激を伝える物質のアセチルコインの働きを抑えることによって、発汗を抑えます。
その他に、けいれん性の痛みを発する消化器の働きを抑える効果で痛みを和らげ、胃液の分泌を減らして胃粘膜を保護する役割もあります。
また、夜尿症・遺尿症などのように、意識をしないで漏らしてしまう症状にも効果があります。
内服薬であるために、全身の汗止めになり気持ちよく過ごせます。効果はとても強い薬です。

プロバンサインの効果とは

 汗を止められる仕組みについて
大人1回1—2錠の服用によって、5時間近くでピタリと汗は止まります。プレゼンテーションなどで人の前で緊張するときとか、パーティーや結婚式などの時、汗だらだらでは自分に自信もなくなり、気持ちがますます滅入ってしまう時など、精神的効果も高くなります。

プロバンサインの副作用

 プロバンサインの副作用として多く挙げられるのは、口が乾くことです。
汗が止まるのになぜ口が乾くの?と思いますが、体液の分泌も抑えるので口が乾くのです。食事の時も、飲み込みにくくなったりします。特に夏には汗が、体温調整をしてくれますが、出るべき汗を止めることによって、熱中症の危険も高まってしまいます。
常に水を飲むようにして、体内に水分を補給するようにしましょう。
その他、眠くなったり、目まいを起こしたり、頭痛、排尿障害、便秘なども起こることがあります。神経系統を抑えるので、新陳代謝が悪くなり、老廃物の排出もスムーズにいかなくなることもあります。

プロバンサインは顔汗対策として使えるのか?

 プロバンサインは、飲み薬なので汗対策として全身に効果があります。顔汗には、制汗剤やポトックス注射がありますが、顔に直接塗ったり注射したりするので、個人差がでます。
プロバンサインは、内服薬であることから、顔汗を治すのには適した薬と言えます。

プロバンサインを服用してはいけない人

プロバンサインを服用してはいけない人は、次の持病がある人です。
緑内障 この病気は目の中の体液が正常に回らなくなるので、眼圧が高くなります。プロバンサインは体液の循環を抑えてしまうので、失明の危険性が最も高く、絶対服に服用してはいけない薬です。
前立腺肥大症 この病気の人は前立腺が肥大しているために、尿管が圧迫されて尿が出にくくなっています。プロバンサインの体液の分泌を抑える作用によって、排尿困難になり、重篤になりかねないので飲むことは禁止です。
心臓病 脈拍が早くなり、症状が悪化する場合があります。
その他の疾患では、腸閉塞で排尿困難になっている・細菌性下痢症の場合は、菌をはやく体外に出す必要があるので、下痢を止めてしまう作用が働くと、危険になります。

プロバンサインの使い方

 プロバンサインは、一回1~2錠飲みます。1錠で効く人と2錠飲まないと効かない人がいますが、副作用の心配もあり、まず1錠で様子を見ます。
どうしても効かないと思ったら2錠にするか、ピルカッターで半分に切って1錠半でも大丈夫です。服用してから約1時間ほどで汗が出なくなり、5時間程度効き目があります。毎日定期的に飲むのではなく、効果が出てほしい時にだけ飲みます。食前食後は関係ありません。中には空腹時の方が良く効く人もいます。この薬は胃の薬としても使われるので、空腹でも問題はありません。
飲む人のほとんどが口の渇きがあり、顔がほてることもありますが、汗が流れ出るよりましと考えて、飲む人が多いです。コンタクトをしている人は、目が乾きやすいので、目薬が必要です。
飲み合わせですが、高齢者、今薬を飲んでいる人は、医師に相談してください。

プロバンサインの購入方法

 プロバンサインは病院で多汗症の薬として処方されています。皮膚科・精神科・神経科・心療内科などでの受診で処方されます。多汗症は病気ではないという判断をする医師もいるので、よく調べてから受診しましょう。
薬局では売っていないので、病院の処方箋が必要です。病院では、保険が効くので、比較的安く購入できます。
価格 病院での購入 900円~  約80錠
   個人購入   5000円~送料・手数料  100錠

薬の個人輸入代行業者を使うのは要注意

基本的に、医薬品等の個人輸入は、健康被害などの危険性があり、厚生労働省から注意事項が出ています。
医薬品医療機器に基づいて品質、有効性、安全性の確認がされておらず、保証ができていません。不衛生な場所での生産、効能や安全性も確認されていないので、健康被害などの副作用が起きた場合、病院で処方された医薬品では、救済保証制度がありますが、個人輸入では適用されず、中には適切な対処ができない恐れもあります。
プロバンサンは病院で、安価に処方されていますし、副作用の対応も医師に相談すれば安心なので、病院での処方をお勧めします。