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多くの健康効果がある緑茶ですが、その一つに体臭予防の効果があることをご存じでしたでしょうか?緑茶には、カテキンが豊富含まれているのでその効果で体臭にも良い面があるんですよ。
今回は、この緑茶の体臭予防効果についてお話します。
緑茶が体臭予防に良い理由とは
緑茶が体臭予防に良いのは、緑茶に含まれる茶カテキンの影響です。それでは茶カテキンとはいったい何なのでしょうか?
緑茶は、日本人にとっては日々の生活にはなくてはならない飲み物です。多くの方が日常的に飲まれていると思いますが、その成分の中に緑茶の渋みや苦みの元となる茶カテキンがあります。茶カテキンは、さまざまな健康面への良い効果があり、高血圧の予防、血糖値の上昇の抑制、虫歯予防、整腸効果などがあります。そして、ダイエットをされている方にとっては、脂肪燃焼効果もあるんですよ。そのため最近では、特別保健用食品(トクホ)として、高濃度茶カテキンのドリンクなども発売されています。こちらは、メタボ対策、ダイエット食品としても活用されていますよね。茶カテキンの効果で脂肪燃焼効果が高まり、体に溜まった脂肪が燃えやすくなると太りにくい体になるとも言われます。
このような茶カテキンは、実は体臭予防にも良い面があると言われます。それは、次のような理由です。一つ目は、茶カテキンには、臭いを中和する働きがあるからです。カテキンは、香りを他の香りで打ち消すのではなく、臭いの成分自体に化学反応を起こして、臭いを元から絶ちます。芳香剤のように別の臭いで悪臭をごまかすのではなく、臭いを元から絶つのでより高い消臭が発揮されます。
二つ目は、茶カテキンには酸化を防ぐ抗酸化作用があることです。人間には、活性酸素が増え過ぎると酵素が働いてそれを抑える力があります。しかし、加齢やストレス、日常生活の要因などのよって、酵素の力が衰えると自力で過剰に発生した活性酸素を抑えることができなくなります。活性酸素は、体にとってはさまざまな悪影響があり、病気や老化などにも繋がり、体臭を酷くすることにもなります。このような衰えた酵素の働きを補うのが茶カテキンです。特に緑茶のカテキンは、抗酸化効果が高い成分としても知られています。お茶には、カテキン以外にも抗酸化作用があるとされている成分が豊富に含まれているので、強い抗酸化効果が期待できる食品です。
三つ目は、茶カテキンには殺菌効果があるということです。カテキンには強い殺菌効果があるので、通常の濃さのお茶でも数万個の細菌を殺菌することができます。かつてO-157が流行したときには、緑茶のカテキンの殺菌力が話題となり、その殺菌効果が広く知られるようになりました。このような強い殺菌力は、臭いにも有効です。汗臭さ、足の裏の臭い、加齢臭、口臭などさまざまな体臭の元となる雑菌を除去することができます。雑菌が、皮脂や古い角質を分解、発酵させることで臭いが発生するので、これらを抑制することが臭いを抑えるのは大変有効です。
そして、
体臭予防のために飲んでおきたいお茶の種類とは
緑茶以外にもいくつか体臭予防に良いお茶があります。
一つはジャスミン茶です。ジャスミン茶は、中国茶の1つで、花茶と呼ばれ、古くから中国では親しまれている人気のあるお茶です。ジャスミン茶の効果の一つに、口臭や体臭予防があります。ジャスミン茶には強いリラックス効果もあるので、精神的な面でも良い効果があります。胃酸を整え、消化吸収にも良いので食後のお茶としても最適です。そのため特に口臭が気になる方に良いとされています。ジャスミン茶にも緑茶と同じようにカテキンが含まれていますので、抗酸化作用や殺菌効果もあります。そして、生活習慣病やガン予防など健康効果や、お肌の水分補給や潤いを与えるといった美容効果もあります。
二つ目は、ルイボスティーです。ルイボスティーは特に加齢臭に良いとされているお茶です。加齢臭の原因となるノネナールです。ノネナールは、皮膚の皮脂腺から発生する成分です。この皮脂は、皮膚を乾燥から守る働きがありますが、皮脂が空気に触れると酸化してしまいます。皮脂には脂肪酸という成分が含まれていますが、この脂肪酸が酸化すると、体臭の原因となるノネナールが発生します。もちろん加齢臭の原因はノネナールだけではないのですが、加齢に伴い皮膚では皮脂腺から分泌されると脂肪分の量がどんどん増加していきます。加齢臭の原因となるノネナールの量も通常よりも多くなっていきます。さらに、日常生活の乱れや運動不足、ストレスなどもその原因となります。このように増えすぎたノネナールを抑制するのがルイボスティーなのです。ルイボスティーは、体の新陳代謝を良くして、体内の原因となる物質が生成を抑える働きがあります。ルイボスティーは、抗酸化作用のある成分や、ミネラルを豊富に含んでいるので、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果などに効果があると言われています。
三つ目は、ドクダミ茶です。ドクダミ茶は、その名前の由来が毒を溜める、毒を止める、毒くだし飲みの意味があることからもわかるように強いデトックス効果があります。そして、ドクダミ茶には便秘改善や体の毒素を排出する働きがあります。便秘は、運動不足、不規則な生活、ストレスなどでも起こりますが、実は水分不足も原因の一つです。水分の摂取不足は血中の濃度を上げ、体臭を酷くします。そして、便秘になると、体内に蓄積した老廃物は汗と一緒に排出されるとますます体臭は酷くなります。このように便秘による体臭を防ぐのがドクダミ茶です。ドクダミに含まれるクエルシトリンには、便秘解消があり毒素もデトックス効果があります。整腸作用もあるので腸内菌のバランスを保つのにも有効です。
緑茶の体臭予防と同時にデオドラントクリームの利用がお勧め
緑茶を使った体臭予防は、大変有効な体臭予防法です。しかし体質改善であるため、どうしても時間がかかるというデメリットがあります。そのため、少しでも早く効果を得たいという方には、体臭ケアを補助するデオドラントクリームとの併用がお勧めです。デオドラントクリームには、ニオイの原因となる菌の殺菌成分・消臭成分が含まれているため、お茶のカテキンパワーを補ってくれます。特に体臭の強い方はこれらの商品との併用をお勧めします。
緑茶と体臭予防の関係まとめ
このように緑茶には大変高い体臭予防効果があることがわかりました。緑茶なら、毎日のお食事とともに簡単に取り入れられるのではないでしょうか。そして、体臭予防には他にもよいお茶やデオドラントクリームなどの補助アイテムがあることもご紹介しました。特に体臭が気になる方は、即効性があるデオドラントクリームなどを組み合わせて積極的に対策していきましょう。